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おラオス!

トビタテ!留学JAPANの二次審査はこうトビコメ!【グループ審査編】

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どもっす!いーちぇです!

 

 

二次審査後の交流会で一緒になったメンバーと、この前ビアフェスに行ってきました。トビタテって言うだけで、仲良くなれるっていうのがいいですよね!

 

今回は、トビタテ!留学JAPAN二次審査の【グループ審査編】!

 

他の候補生がいると特に緊張するものです。しっかりと準備して、自信を持って臨みましょう!

  

 

グループ審査の流れ

 

個人面接が終わったあと、会場を移動して、70分間のグループ審査に入ります。ここも、グループごとにパーテーションで区切られたような会場。ただし、パーテーションがあると言っても、隣のグループとの距離は近く、プレゼンテーションやディスカッションの時は、はっきり大きな声で喋らないとグループ全員に聞こえないので注意。

 

このような席に着きます↓(絵が拙い、、、)

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ぼくも含めて、トビタテ候補生が6人が机の長辺に座りました。(オレンジ色がぼくです。)審査員は机の短辺に座っています。ぼくたちを担当してくださったのは、商社の方でした。

 

席に座ったあと、開始時間まで時間があったので、隣の人とお話ししていました。机の上には資料が置いてあるので、それに先ずさっと目を通しておくといいと思います。

 

グループ審査は全体で70分間。流れは以下のような感じです。

 ・グループ審査の説明、注意点

 ・プレゼンテーション(24分間(4分×6人))

 ・個人ワーク(2分間)

 ・ディスカッション(18分間)

 ・発表(1分間)

 ・審査員からのフィードバック

 ・まとめ、連絡

 

 

プレゼンテーション

 

二次審査の開始時間になると、会場全体を仕切る司会の人から、グループ審査の流れや注意点の説明を受けます。

特に大事なのが、プレゼンテーションとディスカッションは無関係ではなく、みんなのプレゼンテーションをもとにディスカッションを行うということ。そのため、プレゼンテーションが始まる前に、どのような点に注意して聞くかを、説明をもとに意識しておきましょう。机に上に置いてある資料の中には、ディスカッション前のに自分の意見をまとめる個人ワークのワークシートもあります。それを読めば、どのような内容で話し合うかがだいたいわかると思います。

 

説明が終わると、いよいよプレゼンテーション開始。審査員の右隣の人から、反時計回りに4分間のプレゼンを行います。

 

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1番目の方は、その場で座ったまま印刷した資料を見せながらプレゼンを行っていました。ただ、机の長辺に座っているため、グループ全員の顔を見て話すのはなかなか難しそうでした。特に③番の方なんかは、ぼくが邪魔で全然資料が見えなかったと思います、、、

 

そのため、ぼくは審査員の反対側まで移動して、立って発表をさせてもらいました。

f:id:iietzsche:20170524150548p:plainここ。

 

これだと、全員の顔(特に審査員)を見ながら話すことが可能です。ぼくの後の番の人は全員ここに移動してプレゼンをしていました。できれば、最初に①番の子に「ここで発表したらどうかな?」と聞くのがよかったかなと思います。

 

ぼくがどのような発表をしたかは、あとの「プレゼンテーションの準備」で!

 

 

 

ディスカッション

 

 

みんなのプレゼンテーションが終わったら、個人ワークに移ります。 先にも言ったように、各自のプレゼンテーションを踏まえて、ワークシートを記入します。同じ7期の二次審査の中でも、テーマは何種類かあったそうです。 

 

個人ワークの2分間が終了したら、ディスカッションです。 個人ワークの意見をもとに、みんなで話し合うという形式です。

 

役割分担をしろ、という指示はありません。ただ、グループで議論しまとめるために、議論開始と同時にまず決めてしまった方がいいと思います。必要になってくる役割はだいたい以下のような感じでしょう。

 

 ・ファシリテーター…ディスカッションを進める。意見を吸い上げる。みんなから平等に、特に役割を得られなかった人から意見を吸い上げられるといいと思います。

 

 ・タイムキーパー…議論の前に進行のタイムスケジュールを決め、タイマーで管理をする。 

 

 ・書記…みんなの意見を記録する。グループの意見を綺麗に紙にまとめれば、それをもとに発表者が審査員に発表できます。

 

 ・発表者…ディスカッションのあと、審査員に対してグループの意見を発表する。

 

 みたいな感じがバランスがいいと思います。ほかのメンバーが中心になって、ガンガン意見を出せるといいですね。大事なのは、メンバー全員の協力。自分だけが目立とうとせず、みんなで役割を分担して、チームワークを発揮しましょう。

 

最後に発表者が一分間、審査員に対してグループの意見を発表して終了です。それに対して、審査員からフィードバックをいただけます。

 

 

二次審査の流れは、このような感じです。その後には、任意参加の交流会もありますので、時間に余裕がある人は参加した方がいいと思います。審査後の心に余裕が生まれた状態で候補生と話せるので、みんな楽しそうでした。ぼくも友達ができましたしね^_^

 

 

 

プレゼンテーションの準備

 

OB・OGの方々に聞いたところ、4分間のプレゼンを綺麗にまとめるのはとても難しいらしい!留学計画書を全部詰め込んだような内容でまとまりがない人、プレゼンが短すぎて時間を持て余してしまう人、逆に間に合わなくなって尻切れとんぼのようになってしまう人、などなど。いろんな失敗例をお聞きしました。

 

4分間という短い持ち時間の中で、一体何を話せばいいんでしょうか。

 

ぼくは、とある大学のトビタテ担当の先生からアドバイスをいただき、その通りに用意しました。それが、ストーリーだけを語れ!というもの。

留学の内容、背景、準備、その後について全て話していたら、4分間ではとても間に合いません。そのため、留学に対するパッションが感じられる、トビタテ応募に至った自分自身のストーリーに的を絞るということです。

 

ちなみに、ぼくが発表したストーリーはこんな感じです↓

 

 「真実」というものはちょっとやそっとでは手に入らないものです。

ましてや、それが東南アジアのラオスでとなれば尚更です。

 今からお話するのは、ぼくがラオスで長期的に調査を行いたいと思うきっかけとなった出来事です。

 

3年前のことです。ぼくはコーヒー生産地におけるフェアトレードの恩恵を測るために、スタディツアーでラオスを訪れ、コーヒー生産者に対して聞き取り調査を行っていました。

 何人かの生産者に聞き取り調査を行なったのですが、その生産者の一人にギンさんという男性がいました。小柄でちょっとでっぷりした、笑顔の素敵なおじさんです。家計調査を実施したのは木造の隙間風が吹く彼の家の中でした。家に水道は通っていませんでしたが、ギンさんは井戸水を用意して歓迎してくれました。

 

 

 家計調査を進めるうちに分かって来たのは、彼の家計の状況は決して芳しくはないということ。しかし、調査の間中彼は笑顔を絶やすことがありませんでした。それどころか、コーヒー作りにたずさわっていることを誇りだと言っていたのです。

 家計調査を行なっているその最中から、ぼくは一つの結論に至りました。

ラオスのコーヒー生産者の家計は決して裕福とは言えない。しかし、心は豊か、そんな生産者もいるんだ。

 その結論は、実際にラオスに訪れ、実際に生産者と会話した、ぼくにしか分からない真実でした。その真実を得られたことを誇らしく思い、帰りの飛行機でぼくは満足感に浸っていました。

 

 しかし、ぼくはすぐにどん底の気分に突き落とされることになるのでした。

 

 帰国してから1週間後のことです。スタディツアーの事後授業を〇〇先生から受けました。〇〇先生はそのスタディツアーの発案者です。先生に感想を求められ、ぼくは得意気に、例の結論を披露しました。しかし、それに対して彼の口から出た言葉は、あまりにも衝撃的でした。

「生産者が部外者の君に笑顔で接するのは当たり前だ。君だって見ず知らずの人に泣きついたりはしないだろう?調査では、生産者の笑顔の裏にある本当の心情を、そして、生産者が本当はどんな困難にあるのかという真実を

突き止めなければならないんだ。」

 

 ぼくが早々に真実だと決めつけたそれは、真実でなかったのです。ぼくは浅はかな結論に至った自分を恥ずかしく感じました。しかし、それと同時に新たな思いも生まれました。

「生産者が心を許せるパートナーとなって、その思いを共有したい。

そして、生産者のもつ困難を解決したい。」

これが、ぼくがラオスで長期的に調査をしたいと思ったきっかけです。

 

より多くの村で、より多くの世帯に対して調査を行うことができれば、たくさんのデータを集められるだけでなく、生産者とより親密な関係を築くことができます。そうすれば、ぼくが辿り着けなかった「真実」に近づき、生産者の抱える問題を解決することにつながるのです。現行のフェアトレードの問題点を明らかにし、その対処策を新たに模索することがぼくの留学の目的です。

 

今でもギンさんの笑顔を思い出します。

ぼくがラオスで調査をしたい理由は、彼の助けになりたいというシンプルな思いです。

素直な気持ちで彼と笑顔を交わしたい。問題解決の末の、そんな未来を目指して、ラオスでの活動に取り組みたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

これをゆっくり口調で話してちょうど4分間くらい。(本番では緊張で早口になってしまい、15秒くらい余りました^^;)

他のメンバーにストーリー中心の人はおらず、かなり目立ったと思います。

 

先生からおすすめされたのは、TEDのスピーチをYouTubeなどでたくさん見ること。自分のストーリーに聞き手を引き込むようなプレゼンテーションがたくさんあります。ぼくは個人的に「TEDトーク」という本を購入して、技術的なものを取り入れました。

TEDトーク 世界最高のプレゼン術

TEDトーク 世界最高のプレゼン術

 

 

聞き手をストーリーに引き込むための出だしのセリフである「真実というものは、、、」は、この本からヒントを受けたものですし、ギンさんという個人を出したのも、この本で紹介されていた手法でした。ちょっと工夫を入れるだけでも、だいぶ見栄えが変わるので、TEDを見る、またはプレゼンテーションに関する本を読むことをおすすめします。

 

また、発表方法に関しては自由ですが、プロジェクターなどの発表機器の用意はありませんし、それを持参しても使えませんので、工夫する必要があります。

ぼくは、スケッチブックにパワポのスライドを印刷して貼り付け、芸人みたいにめくってめくって発表しました。同じような人がグループ内に4人はいたので、トビタテ界隈では主流な方法だと思います。

 

マルマン スケッチブック 図案シリーズ B4 画用紙 S120

マルマン スケッチブック 図案シリーズ B4 画用紙 S120

 

 

  

また、身振り手振り話したかったので、当日は百円ショップで買ったブックスタンドにスケッチブックを立てて話しました。

他に、4分間のタイムキープをするためにキッチンタイマーも持参しました。キッチンタイマーは、プレゼンテーションのあとのグループディスカッションでタイムキーパーになったときにも活用しました。

 

 

 

まとめ

 

初めて会う人とグループ審査って緊張しますよね。しかも、トビタテに応募するような人だから、みんなガツガツしてるんじゃないかな、、、なんて勝手にビクビクしていました(笑)しかし、実際にグループになった人は、みんないい人ばかりで、ぼくのプレゼンテーションも、「うんうん!」って感じで聞いてくれました。二次審査後には、「みんなで合格できるといいねー!」って話もしました。

 

グループ審査では、みんなで合格を目指そう!というチームワークが大事だなと感じました。足を引っ張り合うようなことをしていては、みんなで落第してしまうかもしれません。ぜひ、あなたが中心となって、場の雰囲気をつくり役割を決めて、みんなで合格できるような最高のグループワークをつくりあげてください!

 

何か、聞きたいことや疑問点があれば、ぜひコメントで教えてください^_^

 

この記事を読んでくださったあなたの合格を心からお祈りしています。

 

 

それでは、また!