会う会う詐欺の日本人。振り返らないラオス人。
どもっす!
バーシーの帰りの階段でこけました、いーちぇです。
日本以外の文化に触れることで、逆に日本の文化を知る。
海外に行ったことのある人なら、経験があるのではないでしょうか。
そしてぼくも、ラオス人のちょっとした習慣というか特徴を見つけてから、自分の日本での行いを振り返ることがありました。
今日はそんな体験談について書こうと思います!
別れ際の出来事
ラオスでホームステイをしていて気がつくのは、ラオスでは家を訪れてくる人のなんと多いことか!
一日に一回は、ホームステイ先の家に必ず誰かがやってきます。
友達か、親戚か、なんか買いにくる人やら、売りにくる人やら、、、
日本で毎日誰かが家に来ることってありませんよね。
まず、それに驚きです。
そして、誰かが頻繁にやって来るということは、その誰かが帰る機会が頻繁にあるということですが、そこであることに気がつきました。
これは、ある日の出来事、、、
あ、親戚のお兄ちゃん!
もう帰っちゃうの?
そうなんだ。元気でね。
そっかそっか、見送ってあげましょう。
バイバーイ。
カチャカチャ
ポーカンマイ(また会おうね)。
ブルルン!
ポーカンマーイ!
ぶーん!
また会えるよね!?
ぶーーーーー、、、、
お願いだから、こっち向いて!
ブーン・・・
・・・
・・・
(泣)
そう、ラオス人は振り返らないんです!
振り返らないと言うと薄情な感じがしますが、別れ際がすごい淡白なんです。
「あれ、あの人いつの間に帰ったの?」なんてことがしょっちゅう。
これは、彼に限ったことではなく、ここらへん(ラオスの片田舎)に住む人のたいがいに当てはまる気がします。
誰も振り返ってくれないんです。
これはぼくに対する壮大な嫌がらせなのか!?
どうせまた来るラオス人
なぜ、ラオス人は振り返ってくれないんでしょうか。
しかし、彼らを観察することで、その理由がわかってきました。
ラオスの人は、どうせすぐまたやって来るんです。
実際、さっきの親戚のお兄ちゃんも、3日後くらいにまた来てました(笑)
そう、彼らを振り返らせないのは、「どうせまたそのうち来るから」という確信。
それは彼らにとって、もはや絶対的な未来なのです。
そして、案の定本当にやってきます。(笑)
しかも、「久しぶり!」みたいなノリで。
嘘つけ!お前3日目前に見たぞ。
逆にぼくが家を出る時、村を去る時は、振り返っても誰も見送ってくれません。
「あいつどうせまた来るだろう」って思われてるんですね。
日本人は結局会わない
さて、ここで打って変わって日本の話を。
日本の別れ際ってもっと、こう、なんと言うか、、、
ねちょねちょしてませんか!?
こんな感じに、、、
今日は楽しかったー!
こちらこそ!ありがとう!
また会おうね!
今度はいつになるかな、、、?
1ヶ月後なんてどうかな!?
いいね!それならまた!
今日はありがとうね!
こちらこそありがとう!
・・・あ!そういえば(以下略)
みたいな。
さっき「ありがとう」って言ってたって、日本人は何度でも言います。
そして、あれだけ別れるのが辛そうな雰囲気を出しておきながら、約束は守られるでしょうか?
たいていの場合、1ヶ月後に設定した再開の約束は、どちらかの「ごめん、予定入っちゃった!」という一言によって、自然消滅するのです。
あの粘着質な別れ際はなんだったのか、、、
そして、会うのが1ヶ月後ではなく、3ヶ月後、半年後、いや1年後になることだってあり得ますよね?
そう、日本人はいつもこの罪を犯します。
罪名は「会う会う詐欺」です。(勝手に決めました。)
と、偉そうなことを言ってますが、このぼく自身、会う会う詐欺の常習犯です、、、
1ヶ月後くらいになって、「あー、行くのめんどくさいなー」なんて思うことがよくあります。
でも、これって相手を裏切る行為ではないでしょうか。
約束を破っている上に、約束をした相手に「私と顔を合わせたくないのかな?」って思われても仕方ありません。
みなさんは「会う会う詐欺」してませんか?
関係を大切にする日本人に
そして、そんなぼくが目の当たりにしたのが、ラオスの人の人間関係だったわけです。
ラオスの人は、別れてもすぐにやって来ます。
親戚や友人の家をお互いに何度も行き来し、頻繁に顔を合わせているんです。
そして、何か手伝えることがあれば、家事でも力仕事でもします。
何か足りないって言われれば、当然のようにお裾分けしたりもします。
そこまでしなくとも、会話だけして帰るってこともしばしばです。
いつでも良好な関係を気づいており、お互い助け合って生きているんです。
こんな関係、今の日本ではそうそう見かけませんよね。
ぼくは別に、日本人もラオス人のように、別れ際サバサバしているべきとか、会う機会を増やせ、とか言いたいわけではありません。
ただ、そんなラオス人の様子を見て、自分も他人との関係を大切にしたいと感じたのでした。
そしてそのためには、まず他人と交わした再開の約束をしっかり守りたいな、と。
その気づきのきっかけをくれたのが、たまたま見送っても振り返ってくれないラオス人の行動だったという話です。
まとめ
ぼくも、後ろを振り返らない漢(おとこ)になろう。
結局、マネするんかい!
あでぃおす!
(うざっ)
それではまた!
おまけ
たまに振り返ってくれる人もいる。
街に住む人に多い気がする。