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炊飯器があれば米が炊けるように、焙煎機があればコーヒーが焼ける。

おラオス!

これからのコーヒーの選び方 〜ぼくがラオスでブログを書く理由〜

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ども!いーちぇです。

 

みなさん、コーヒー飲んでますか?

みなさんが飲むコーヒーと言ったらどのようなものでしょうか?

想像してみてください。

 

コーヒーと言ったらあれだろ!って思いました? 

でも、意外とそれぞれが思い浮かべるコーヒーって違います。

 

家で淹れるドリップコーヒー

スタバで買ったカップのコーヒー。

コンビニで買った缶コーヒー。

 

 

それらを選ぶのには理由があります。

そしてその理由は本当に多種多様。 

選択基準がこんなに多い商品ってコーヒー以外にないんじゃないでしょうか?

 

ぼくも学生団体でコーヒーを販売していてこの面白さに気づきました。

だから、ぼくはラオスに行きます。

そして、日本の消費者の方々のコーヒーを選ぶ基準に影響を与えたいとも思っています。

 

 

コーヒーを選ぶ理由にはどのようなものがあるでしょうか。

そこにぼくの思いをブレンドして、ご紹介していきます。

 

 

 味

 

コーヒーには4大要素というものがあります。

香り 酸味 コク 苦味

 

人によってどれに重きを置くかは違っており、

味の好みだけでも十人十色です。

 

日本人は酸味が苦手という人が多いですね。

(おそらく酸化してしまったコーヒーを飲んでしまっているからだと思います^^;)

 

どのドリッパーで淹れるか、挽き具合はどれくらいか、などの淹れ方もこれに当てはまります。

 

味でコーヒーを選ぶのが当たり前のように思うんですが、

自分の味を追い求めてる!って人は意外にも少ない気がします。

 そして、これから紹介するような基準で選んでる人が多いんじゃないかな。

 

 

 

価格・手軽さ

 

これを理由に選ぶ人が一番多いんじゃないでしょうか。

 

コーヒーの豆は買わないで、インスタントコーヒーを飲んでいる人も多いですよね。

コーヒー豆を挽いて、そこからドリップするのはやっぱり面倒です。

 

最近はコンビニで100円で買うこともできるようになりました。

しかも、自分で淹れる必要はなく、すぐにできる。 

 

缶コーヒーも買ったらすぐ飲むことができますね。

 

 

 

健康・安全

 

最近需要が増えてきたな、って感じるのが健康志向コーヒー。

 

例えば、オーガニックコーヒーは化学肥料を使用してないので、安心して飲むことができます。

 

スタバのソイミルクなんかも、コーヒー自体ではないですが、ミルクを豆乳にすることで、カロリーをカットできます。

 

最近はデカフェというものも目にするようになりました。

デカフェとはカフェインレスコーヒーのことで、

「夜寝る前にコーヒーを飲みたいけど、

 カフェインの作用で眠れなくなるのはちょっと、、、」

という人の悩みを解決しました。 

 

 

 

ファッション

 

あまり味にはこだわりないけど、とりあえずいつもスタバに行く!

そしたら、おしゃれなカフェでゆったりするかー、

ドヤ顔でカップを持って街中を闊歩するかー、、、

 

これがいわゆる、ファッションコーヒーですね(笑)

 

ぼくもコーヒーが飲みたいというわけでもないのに、どこかで休みたいと思ったら、

なんとなくスタバに行こうかなって時がありますね。

これはファッションとしてコーヒーを楽しみたいという感覚。

 

でも、これのすごいところはコーヒー自体の特徴ではないもので選んでもらえるというところ。

 

コーヒー自体に興味がなかった人がこれを理由に飲み始めたり、

流行によって瞬く間に人気が出たり、なんてこともあります。

 

 

 

これからのコーヒーの選び方

 

そして、ここからが本題。

コーヒーの選び方は新しくどのように変化しているでしょうか。 

 

 

サードウェーブって聞いたことがあるでしょうか。

豆のトレーサビリティや淹れ方にこだわる、という新しい流行です。

 

特にトレーサビリティは、豆自体の特徴ではなく豆の生産・流通に注目しています。

そういう意味ではファッションコーヒーとも似てますね。

 

 

そのような選び方は他にもあります。

トレーサビリティ 生産者ストーリー フェアトレード エコ など

詳しく見てみましょう。 

 

 

トレーサビリティ

追跡可能性とも訳され、どこの国で作られたかで終わるのではなく、

どこの村でどのように作られ、どうやって日本に来たかを知ることが可能だということです。

そのため安心して飲むことができます。

 

生産者ストーリー 

一言でいえば生産者がどのような思いで作っているか。

例えば、「学校に通う子どものために頑張って作っています!」とか。

その思いに共感して購入することになるので、生産者との繋がりが感じられますね。

 

フェアトレード

生産者からコーヒーを適正な価格で継続的に購入することで、彼らを支援しようという仕組みです。コーヒー豆のパッケージなどにフェアトレードのラベルが貼ってあるのを見たことはないでしょうか。

ラベルがなければフェアトレードじゃない、ということではありませんが、一つの参考になりますね。

 

エコ

ローソンのマチカフェを飲んだことがありますか?

レインフォレスト・アライアンスという認証を受けており、環境保全の基準をクリアした農園で作られたコーヒーを使用しているので、それを飲むことで環境に優しい消費者になることができるわけです。

 

 

どれも全く別々の運動というわけではなく、

・フェアトレードを推進するためには生産者のことをよく知る必要があり、

 その結果トレーサビリティにも繋がる

・エコに取り組む生産者のストーリーに共感する

なんてこともあります。

 

 

 

ぼくがラオスでブログを書く理由

 

でも、フェアトレードやトレーサビリティを理由にコーヒーを選んでる人ってそういないですよね?

 

理由は2つあると思います。

①わざわざ、それを基準に選ぼうとは思わない

②そもそも、フェアトレードなどの概念が知られていない

 

①の理由に関してはしょうがないというほかありません。

だって、コーヒーは嗜好品なんですから。

自分の欲求を満たすためのものなのだから、フェアトレードコーヒーを買って!と価値観を押し付けるわけにはいきません。

 

でもですよ!

A店とB店のコーヒーが同じように美味しくて、価格も同じであったとしましょう。

そして、A店のコーヒーだけがフェアトレードコーヒーだったらあなたはどっちを選びますか?

そう言われると、A店のコーヒーを選ぶのではないでしょうか。

 

だから、フェアトレードなどの付加価値をアピールすることには意味があります。

 

しかし!

そもそも消費者がフェアトレードという言葉や概念を知らなかったら、、、

A店のコーヒーもB店のコーヒーもその人にとっては同じものになってしまいます。

これが②の理由です。

 

 

ぼくがラオスでブログを書きたい理由はここにあります。

ぼくが行くラオスの農園ではフェアトレードコーヒーを栽培しています。

でも全くと言っていいほど日本では知られていません。

美味しいのに、、、

 

だから、ブログを通してラオスコーヒーがフェアトレードコーヒーであるということを日本の消費者に伝えたい。

ぼくが発信する情報によってラオスコーヒーを選んでくれる人を生み出したい。

 

現地で書くことで、先ほど紹介したようなトレーサビリティや生産者ストーリーと言った情報も加えることができます。

 

何より、実際に農園に実入って現状を目にしたぼくが伝えるのが一番説得力があると思ったんです。

 

 

 

こういうわけでラオスに行くことにしました。

コーヒーに興味がある人がこのブログを読んで、

お、今度はフェアトレードとかにも注目してみようかな!

って思ってもらったら大成功です。

 

もちろん、フェアトレードコーヒーを買え!ってわけではありません。

でも、みんながそのような言葉を理解すれば、世界はだいぶ変わると思います。 

 

 

ラオスでは、現地にいるぼくだからこそ伝えられるナマの情報を

楽しく、面白く発信していきたいと思います!

 

 

それでは、また!