ホームロースタリー - home roastery -

炊飯器があれば米が炊けるように、焙煎機があればコーヒーが焼ける。

おラオス!

【イラストつき!】ラオス語の子音の覚え方(パート1)

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どもっす!

ラオス語修行中のいーちぇです。

 

 

この記事を読んでくださっているということは、あなたもラオス語を勉強しているところなんでしょう。

 

ラオス語難しいですよねー、って

ラオス語を勉強している人がいったい何人いるというのでしょうか?(村上春樹風)

 

 

聞く話すは実際の発音を聞かないといけないので、ラオスに入ってから頑張るとして(笑)

読み書きに関しては、ラオス文字を覚えるという難関があります。

ラオス語の文字ってクルクルしてて、日本人のぼくにはどれも似たように見える、、、 

 

特に子音はたくさんあって覚えるのが大変です。 

 

そこでぼくは、どうにか子音の形を何かに見立て、それを日本語と関連させて覚えました。

 

今回は、そんないーちぇ流のラオス語の子音の覚え方を紹介!

さらに、ぴやこがイラストを書いてくれました。

 

ラオス文字とイラストを結びつけて楽しく覚えましょう。

 それではスタート!

 

 

 

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まず、みなさんが覚えるのはこれではないでしょうか。

ラオス語のアルファベットの最初に出てくる「k」。

重いものを持ち上げようとして腰が逝ってしまった人に見立てました。

 

 

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ニョロニョロしてるコードの「kh」。

同じカ行で表示してても、「k」と「kh」では息の使い方が異なるので注意。

 

 

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さっきのコードをもうちょっと伸ばして、さらにコードの「s」。

 

 

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コードときたら、、、

そう、壁に取り付けてあるコンセントの「kh」。

 

 

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丸い部分をピストルの弾、線の部分を弾の軌道に見立てて跳弾!の「c」。

「c」はチャ行ですね。

 

 

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頭を下げている人に見えますよね。

ということで、ごめんなさい

 

 

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もうちょっと深くお辞儀して、口調も丁寧に。

どうもすみませんの「d」。

 

 

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何をしでかしたのか分かりませんが、大変失礼しましたの「t」。

腰が陥没してるのは、おそらく何か重いものを持ち上げようとして腰をやってしまったのでしょう。

 

 

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どうにか、イメージを膨らませてもらって、謝罪している二人組を横から見た図ってことで。

友達に免じて許してもらいましょう。

 

 

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後転してローリングの「l」。

小学校のマット運動懐かしいなー。

 

 

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そしたら、足までくるくるしちゃって、さらにローリングの「s」。

「s」は「さらに」しか思い浮かびませんでした、、、

 

 

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背中にたんこぶがあるラクダに見立てました。

たんこぶの「th」。

 

 

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それならこれは、、、背中に2つこぶがある、ふたこぶラクダでしょ。

 ということで「h」。

 

 

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パート1の最後は「n」。

どう覚えるかというと、上下を反転させると「n」の形になるから!(こじつけ)

 

 

 

以上、パート1はここまで!

 

ラオス語の子音は残り半分。この勢いで全て覚えてしまいましょう。

残りはパート2で紹介します。

 

 

それではまた。ポーカンマイ! 

 

【コーヒー生産者STORY part2】生きるための知恵

 

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どもっす!

最近9時間睡眠のいーちぇです。

 

今日も新シリーズpart 2!

 

 

リッさん

 

前回記事にしたギッさんへのインタビューのあと、もう一人とお話させていただきました。

それが、同じくJCFC組合員のリッさん。

 

ギッさんにリッさん、、、ラオス人の名前は発音しにくいものが多い、、、

 

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こちらがリッさん。

年齢は34歳と組合員の中では若め。昨年結婚したばかり。

 

リッさんが栽培したアラビカ種のティピカコーヒーは、日本に輸出されているそう。

もしかしたら、みなさんもリッさんのコーヒーを飲んでいるかもしれませんね。

 

 

リッさんからは、家計を助け、もしものリスクに備えるための生産者としての知恵を聞くことができました。

 


 

 知恵その1

 

リッさんはアラビカ種ティピカの他に、ロブスタ種  というコーヒーも栽培していました。

 

ロブスタ種のコーヒーは、アラビカ種ティピカより栽培がしやすく、さらに多くの実がなります。ただ、そのぶん販売価格は低め。

味はアラビカ種のコーヒーほどよくないですが、缶コーヒーインスタントコーヒーなどに使われるため需要があります。

 

リッさんは、彼のロブスタを収穫したあと、チェリーから生豆まで加工していました。

どうやって加工するかというと、ナチュラルプロセスという精製手法を用います。チェリーを天日干しして、数日間乾燥させたところで、脱穀機で一気に生豆にしてしまうのです。なので、先日お話したパーチメントの状態は省かれます。

JCFCはロブスタ種の買取を行っていないので、生豆は仲買人に販売しています。

 

これのどこが知恵なのかというと、仲買人に販売するのは別に生豆である必要はないのです。

多くのコーヒー生産者が、彼らの栽培したロブスタ種をチェリーのまま販売しています。その方が、すぐに現金が手に入るので。

 

ただ、リッさんはナチュラルプロセスを行う時間と手間を惜しまず、生豆にまで加工しています。そうすることで、チェリーで販売したとき以上の現金が手に入ります。

 

そして、それだけでなく、生豆にすることで長期間保管できるというメリットもあるのです。

チェリーは収穫したその日に仲買人に売ってしまわないと、傷んでしまうため売り物になりません。

しかし、生豆にしてしまえばそのようなことはありません。だから、仲買人の買取価格が上昇する頃合いを待って、値段が高くなったタイミングで販売することができるのです。

 

リッさん、若手なのにやりますねー!

 

ただ、だからと言って、「それなら全員生豆にすればいいじゃん!」ということではなく、組合員によっては、ロブスタはチェリーのまま販売して早めに家計にお金を入れたいという人もいます。

それは、各組合員の家計戦略によるのです。

 

 

 

知恵その2

 

この地域のコーヒー生産者が、主に栽培してるコーヒーは3種類あります。

 先ほど話にでた、アラビカ種ティピカロブスタ種

そして、もう一つがアラビカ種とロブスタ種の交配種であるカティモールです。

 

しかし、リッさんはこの他に、2種類も栽培していました。

一つ目がジャワというコーヒー。その名の通り、インドネシアのジャワ島を産地とするコーヒーですね。

セータプン村では、彼だけが栽培しているそうです。

 

そしてもう一つが、カトゥワというコーヒー。

栽培が比較的簡単でカティモールに似てるそう。

 

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これがカトゥワの葉。

先端が白くなる。

 

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そして、こちらがカティモール。 

カトゥワと違い、先端が緑色。(見分けが難しい、、、)

 

栽培する種類を増やすことによって、例えば、ある種が病気で収穫できなかったとしても、他の種類でカバーすることができます。

さらに、売り先に関しても、ある種の売り先が急になくなってしまったとしても、他の種類が売れれば、収入がゼロになることをまぬがれます。

リスクを分散しているわけですね。

 

まとめ

 

その他にも、窒素を土中に補うためにコーヒー農園にピーナッツを植えたり、ジャックフルーツを使って有機肥料を作ったりと、いろいろな取り組みをしていました。

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ただ、そのようなノウハウを実践してない人や村があるのも事実。

どのように、そのような人々の意欲を掻き立て、組合全体でコーヒーのクオリティを向上させるのかは、組合の課題でしょう。

 

その時には、リッさんのように先にチャレンジをしていた人の成功例が、キーポイントになるかもしれませんね!

 

 

それではまた!

 

【コーヒー生産者STORY part1】君が支払ってくれるかい?

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どもっす!

カカオたっぷりなチョコレートが恋しい、いーちぇです。

 

本日より、ラオスのコーヒー生産者に対する調査の様子を、「コーヒー生産者STORY」としてお伝えしたいと思います。

 

ぼくたちが飲むコーヒーは、どんな生産者の方々がつくっているのでしょうか。

そして、どんな思いでコーヒーを栽培しているのでしょうか。

 

あなたが口にするコーヒー、

その背後にある真実を知るきっかけになれば幸いです。

 

それでは、Part 1スタート!

 

 

 

セータプン村の組合長

 

この前の記事でお伝えした通り、最初の調査はセータプン村で開始しました。

記念すべき一人目は、この村のJCFCという生産協同組合のリーダーであるギッさん。

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生産協同組合「Jhai Coffee Farmers Cooperative」のポロシャツを着てる。

ぼくがセータプン村に行くたびに、自宅の軒先で歓迎してくれます。 

 

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笑顔が印象的。ギッヨーという愛称で呼ばれている。

 

 

ここで、少し組合の説明をさせていただくと、

ぼくが調査している「Jhai Coffee Farmers Cooperative」(通称JCFC)の中には、二種類の組合があります。

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一つ目は、それぞれの村の中で運営される一次組合

村内の組合メンバーが栽培したアラビカ種ティピカのコーヒーは、各家庭でチェリーからパーチメントという状態にされて一次組合がまとめます。

 

二つ目は、それらの一次組合をまとめる二次組合

一次組合で村内で集められたコーヒー豆は、二次組合に送られ、そこでパーチメントから生豆にされます。その後、日本やアメリカなどに輸出されます。

 

それぞれの組合に、組合長や副組合長が存在します。

今回紹介するギッはこの一次組合の組合長なわけです。

 

コーヒーの状態(チェリー、パーチメント、生豆)については、ややこしいのでまた記事を書きますね。

 

 

 

 組合長の仕事

 

ギっさんは、組合長としてどんな仕事をしているのでしょうか。

 

まずは、拠出量の把握。

村内の組合員から今年出荷できそうな量を聞き出し、それをセータプン村からの拠出量として二次組合に報告します。

 

各村の拠出量によってJCFCの組合全体の輸出可能量が決まるので、重要な仕事ですね。

 

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自分のコーヒーを見せてくれるギっさん。

 

次に、組合員への支払い。

輸出先からコーヒーの代金が支払われたら、そのお金は組合員に配らなければなりませんね。それも組合長の仕事。

二次組合から各村の組合長に対して、その村が拠出した分のコーヒーの代金が支払われれます。

そして、それを責任持って組合長が、一人一人の組合員に配るのです。

 

 もちろん仕事はこれだけではありません。

何か組合内で新しい取り組みをするときも、組合長のギっさんが中心となって行います。

 

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この前には、肥料を購入する代わりに、自分たちで有機肥料を作るという取り組みが開始しました。

その際も自らお手本となるギッさん。

 

 

 

組合長の報酬は、、、なし? 

 

前回の記事で、セータプン村のJCFCの組合員の数が大幅に減ってしまっていた、という話をしました。

その理由を尋ねてみました。

 

 

なぜ組合員数が減ってしまったのでしょう?

 

 

組合員は村内でチェリーからパーチメントに加工するだけでなく、二次組合の倉庫に移動して今度はパーチメントから生豆にする作業もしなくてはならないんだ。どうやらその作業が重荷になってしまったらしい。

 

 

 

 

組合に参加してコーヒーをチェリーから生豆まで加工することによって、自分が受け取れる販売価格は上昇します。

しかし、その価格と手間を天秤にかけたとき、チェリーのまま早く売ってしまってお金を手にしたいという人が増えたということですね。

 

しかも組合員が少ないため、今はセータプン村の組合の幹部はギっさん以外におらず、ほぼ一人で組合をまとめているそう。

 

 

 

それは大変ですね、、、

組合長としてのお給料は出るんですか?

 

 

給料?そんなものはないよ!

もはやボランティアさ。

 

 

 

これにはぼくもびっくり。

組合長として大変な仕事をしていながら、その報酬はなし。

 

 

それは大変ですね、、、

 

 

もし君が二次組合のリーダーになったら、ぼくに給料を支払ってくれるかい?

 

 

・・・

 

何も答えることはできませんでした。

彼が可哀想だからと言って、給料が彼に支払われたら、他の組合員はそれを妬むことになるかもしれません。

そうなれば、組合を円滑に運営することはできなくなるでしょう。

 

これは、難しい問題です。

 

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 「君が支払ってくれるかい?」 彼は、いつもとは違う笑顔を浮かべた。

 

 

まとめ

 

調査初日からディープな内容となり、少し驚きました。

みなさんもいかがだったでしょうか。

 

一次組合の組合長というのは、村内の組合員と二次組合との間に位置し、どちらからの信用も得なければならない、難しいポジションにあります。

だからこそ、迂闊に彼らにだけ収入を渡すことは難しいでしょう。

 

組合員からも認められる報酬がギッさんに渡ることはあるのでしょうか。

そして、他の村はどういう状況なのでしょうか。

 

今後の調査で明らかにできれば嬉しいです。

 

それではまた!

【閲覧注意】ラオス人が大好き!ブツブツなあれ

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どもっす!

 日本食が恋しい、いーちぇです。

 

今日はラオスの驚くべき食文化を紹介します!

 

 

トライポフォビアのアレ

 

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それがこれ。

え、どれって?

 

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これですよ、これ。

 

表を向けると、、、

(トライポフォビアの人は閲覧注意!)

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でーん!

ハスの花托ってやつです。 

 

ブツブツ恐怖症じゃないぼくでも、食べるのは気が引けます、、、

でも、ラオスにでは普通に食べるそう。

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 食べてみせるニャイ。

 

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入手方法もいたって簡単。

市場に普通に売ってますし、おばさんがバイクとかでこんな風に売りにきてくれたりもします。

 

どうやって食べるかというと、、、

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爪を立ててタネのまわりをむきます。

 

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 むきっ

中はこんな風になってるんだ、、、

 

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タネの部分を取り出します。

 

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そのタネの皮をさらにむく。

 

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中がこんな風に白くなっていて、これを食べます。

味は、フルーツほど甘くないですが、甘い野菜を食べているような感じ。

 

一旦食べ始めると剥くのが楽しくて、一気に食べちゃいますよ。

 

食べ終わった。

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こうなってしまえば、怖くも何ともない。

 (逆にグロい?)

 

 

ということで、今回はハスの花托を食べるラオスの食文化の紹介でした。

ラオスではこれに限らず、虫を食べたり動物の血を使った料理をしたりと、日本人にとってはきつい食文化がまだまだあります。

それについてはまた今度、、、

 

それではまた!

 

【2つの意味で】家計調査までの道のりは険しすぎる

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どもっす!

 ラオスでまさかの太りだした、いーちぇです。

 

すでにトビタテ!の研修が開始してから3週間以上たっていますが、未だにラオスでの活動の記事を書いていませんでした(笑)

しっかり活動はしてます!

 

ということで、村での調査がどのように進行しているのかを紹介していきたいと思います。

 

 

 

始まりはセータプン

 

最初の調査対象として選んだのは、セータプン村

昨年のデータだとコーヒーの生産協同組合の組合員が20人以上いるということで、十分なデータが得られるだろうと予想のもと、この村に決定しました。

 

セータプン村ではどんな人々が暮らし、どんな生活を送っているんだろう。わくわく。

ということで、 早速行って参りました。

 

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セータプン村に着きましたー。

村に入る時は毎回どきどきする。

 

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コーヒー生産者のみなさん。

見た目怖いですが、話しかけたとたん笑顔で返してくれます。

 

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ぼくが混じってもしっくりくる。

 

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この村では、コーヒーだけでなく、キャベツや白菜の栽培も盛んだそう。

ぼくが訪れるときには、毎回仲買人が買い取りに来ています。

 

 

 

精神的な難しさ

 

調査の方法は、すでに何回か書いたことがありますが、コーヒー生産者個人に対するインタビュー方式で行っています。

昨年のコーヒーによる収入を聞き取り、フェアトレードによる恩恵がどれほどなのかを調べます。

また、昨年の支出もインタビューして、どのような生活状況なのかも把握します。

 

と簡単に言っても、実際に行ってみると、これが難しいんです。

家計簿をつけているコーヒー生産者なんてまれですから、正確なデータをとること自体難しい。

 

 

それに、ラオス語が拙いぼくは、まだ通訳頼み。

だから、細かなニュアンスをぼく自身が聞き取ることもできません。

 

うーん、まだ心と心の距離を感じます。

もどかしい、、、

 

 

 

物理的な険しさ

 

そして、生産者との距離を感じるのは、精神的な面だけではありません。

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というのも、村までの道のりが厳しすぎて、物理的に険しい!(笑)

 

しかも、今のラオスは雨期なので、雨が降ったらさあ大変。

ただでさえデコボコしてる道がぬかるんで、もはやオフロードのモータースポーツに来たかのようです(笑)

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(ぬかるみにハマってしまったトラクター) 

 

 

調査スタート

 

セータプン村の人口は1,650人。

240家族が暮らしているそうで、なんとその全家族がコーヒー栽培に携わっているそう。

とは言っても、全員に調査をしていたら大変なので、組合に参加している人と参加していない人を同じ数くらい調べて比較してみたいと思います。

 

 しかし、調査を開始してみると驚くべきことがありました。

なんと、昨年21人いた組合員数が、今年は8人まで減っていることが判明したのです。

 

「えー!これでは組合員のデータが8人分しか取れない、、、」とは思いながらも、

なぜ組合員数が減少したのか調べるのも調査の大事なところ。

ということで、早速組合員のコーヒー生産者の方々からインタビューを開始しました。

 

 

インタビューの様子はまた次の記事で。 

それではまた!

 

 

【リフォーム術】ラオス人のDIYは、だいぶいい加減でゆるゆる

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どもっす!

建築系の留学に来たいーちぇです。うそです。

 

先日の記事で、ホームステイ先のゲスト用の部屋が一つしかない、という話をしました。

iietzsche.hatenablog.jp

 

 

しかし、ホームステイのオーナーのニャイ曰く、どうやらもう一部屋増設するそう。 

 

でも、リフォームなんてお高くないのかな、、、?

 ということで、ラオスのリフォームの様子をご紹介します!

 

 

 

リフォームは自分たちでやっちゃう!

 

ぼくがこのホームステイ先に来た時には、すでにリフォームが開始していました。

 

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こちらがリフォームするお部屋。

 

 

ラオスの人のすごいところは、業者に頼まないで、自分たちと周辺の人たちだけでリフォームしちゃうところ。

 

今回のリフォームも、ニャイの弟ノイくんに頼んでいるそう。

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ノイくん。

新しく取り付けた壁を白くペンキで塗っています。 

 

 

一方、ニャイは床のワックスがけをしていました。

 ワックスがけも日本のそれとは全く異なります。

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使うのはこの二つ。

左はヤシの実からとれるもので、右のはロウソクのロウ。

 

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裏はこんな感じ。

ブラシみたいですね。

 

この二つでどうやってやるかというと、

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ロウをクレヨンみたいに床に塗って、、、

 

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 そこをヤシの実で磨く!

 

疲れてきたら、、、

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足で磨く!

 

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左奥のほうが、ピカピカしてるのが分かるでしょうか。

 

ぼくも手伝わせてもらいました。

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はたから見たら、一体何をしてるのかよく分からない。

 

 

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頑張ってると、ニャイの姪Phoneちゃんが報酬をくれました。 

 

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ラオスなのにユーロ(笑)

中には茶色い甘いのが入ってました。 

 

 

お次は、ドアのペンキ塗りを手伝わせてもらうことに 。

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茶色のドアを茶色に塗る。

でも、やるからには日本クオリティを目指す。

 

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あー、、、 

お好み焼き食べたいなー

 

 

その傍らでニャイもはげかけた壁を塗り始めました。

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ぼく「その色で塗るの!?」

ニャイ「え?でも似てるよ?」

 

さすがラオス人。フリーダムです。

 

 

ニャイ「じゃあ、次は窓枠も頼むよ。」

ぼく「はーい、、、」

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ってビール飲んどるやないかい! 

 

ぼく「今日終わらせなくていいの!?」

ニャイ「あ、窓枠は明日でいいから。飲も飲も。」

 

とおやつの時間からおっぱじめるオーナー。

 

 

結局その日はみんな寝てしまい、リフォームは次の日に完成しました。

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 完成の図。

これでぼく以外のお客さんが来ても寝れます。

 

 

ラオス人のリフォームは急がず焦らず。

Do It Yourself だから、自分が焦らなければ、リフォームだって焦らなくていい。

 

ラオスの人々のゆったりとした気質と、

しかし、それを可能とするたくましさを感じました。

 

 

それではまた!

 

【コーヒー生産者の現状 in ラオス】一年越しの衝撃的なストーリー

 

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どもっす!
ラオスのカラオケに行っても踊るしかない、いーちぇです。
 
今回は、ぼくにとってショッキングだったお話を。
少し複雑ですが、コーヒー生産地の現状について知りたい方はぜひ。
 
 
 

プーワンさん

 
先日、学生団体「ドリプロ」の家計調査に同行した。

家計調査とは、コーヒー生産者に昨年の収入と支出をインタビューするもので、

家計に対するフェアトレードの恩恵を測ることが目的。

 

 

そしてこの日は、コーヒーの生産をしているセットコット村へ。

セットコット村は、ぼく自身昨年のスタツアでも訪れていた。

また同じ村で調査できるというのは、家計の変化を知るために大事なことだ。

 

 

去年家計調査をしたのは、プーワンというお母さんだった。 

彼女は村長にアラビカ種ティピカというコーヒーを一般的な価格より低い価格で村長に販売していた。

 

そのことに対し、プーワンさん自身は、

「価格は品質をもとに決定しているし、村長は仲買人が買いに来ない時に、代わりに買ってくれる。」

と答え、村長を信頼しているようだった。

 

そのため、「ここの村長怪しくないか?」なんて彼女に言うことはできず、モヤモヤした気持ちで村を後にしたのを覚えている。

 

 

そしてまた今年、彼女と話をすることができる。

そこには、楽しみの他に、何か使命感のようなものがあった。

 

 

 

衝撃の事実

 

学生団体メンバーの家計調査を横で聞いていると、どうやら今年は仲買人に売っているそう。

値段も昨年を上回っていた。

 

それを確認し、ほっとした気持ちで家計調査の続きを聞く。

 

 

メンバーは家計調査の質問項目を聞き終え、様々な質問を投げかけた。

 

最後に、一人の学生が「なぜ仲買人に売ってるの?」と尋ねたところ、 

プーワンさんから「仲買人の方が支払いが早いから。」という答えが帰ってきた。

 

 

ここで少し解説を。

コーヒー生産者のコーヒーの売り先は、主に生産協同組合仲買人の2つある。

 

一般的な生産協同組合は、まず生産者からコーヒーを集めて、それを輸出した後に取引先からお金が入るため、生産者個人に対する支払いは遅れてしまう。

収穫は早くて10月頃から始まるが、支払いは翌年の6月くらいだそう。

 

それに対して、仲買人はコーヒーをその場で購入してくれるため、生産者はすぐに現金を手にすることができる。

つまり、収穫開始の10月に収入を得られることになる。

 

そのため、生産者は全てのコーヒーを生産協同組合に販売するのではなく、仲買人にも販売し、現金を調達している。

 

プーワンさんもどうやら、早めにコーヒーを販売して、現金をすぐに手に入れたいそうだった。

 

 

プーワンさんからの答えを聞いて、その学生が口を開いた。

「それならATJに売れればいいのにね。前払い制度があるから。」

 

 

ATJとは日本の輸入会社のこと。

生産協同組合を通して ATJにコーヒーを売ることができれば、収穫前の8月頃に収穫予定量の70%ぶんを前払いによって受け取ることができる。

 

その学生の発言は、これを踏まえての発言だった。

確かにATJに販売できれば、10月に仲買人に売るタイミングよりも2ヶ月早い、8月に収入が入る。

 

 

しかし、学生の発言を通訳が翻訳してプーワンさんに伝えたところ、なにやらプーワンさんと通訳が話し込んでいる。

 

通訳にどうしたのか尋ねたところ、どうやらプーワンさんはATJの前払い制度について知らなかったと言うではないか。

 

ATJの前払い制度について初めて知ったプーワンさんは、嬉しそうに「それならぜひATJに売りたい!」と笑顔で答えた。

 

一方で生徒側は村長を責め、通訳に質問をぶつけた。

「なぜ、前払い制度について教えなかったのか!?」

 

しかし、通訳は涙声に「なぜかはわからない。でも、彼女は前払い制度について知り、新たな利益を受けれる可能性ができた。そういう結果だ。」と言う。

 

そのよそで、プーワンさんと村長が話している。

二人は笑顔だが、よそよそしいというか、苦虫噛み潰したような顔。

彼女らのラオス語が聞き取れないのが、悔しい。

 

 

各村からのATJへの拠出量は決まっている。

セットコット村からの拠出分は、すでにプーワンさん以外で埋まっていたため、村長はわざわざ彼女に伝えなかったのかもしれない。

 

しかし、そうは言っても、前払い制度を知らなかったと言うのはどうかと思う。

 

その制度を知っていれば、彼女もそこに売りたいと村長と交渉することができるし、それによって売り先が変われば、自分が育てるコーヒーの種類も変わる。家計を支えるための戦略が変わるわけだ。

しかし、彼女はその可能性が閉ざされていた。

 

 

しかし、むやみに村長だけを責めることはできないのかもしれない。

ATJはこの事実を知っているのだろうか。

前払い制度が一部の生産者だけの占有的な恩恵となっていては、フェアトレードとは言えない。

 

 

とにかく、今回のことは驚きを隠せなかった。

前回のスタツアから一年以上経っている。

その間、彼女は前払い制度のことを知らなかった。

自分たちが去年伝えるチャンスがあったのにもかかわらずだ。

 

今回もまた、遺恨を残したまま村を出ることになった。

しかし、幸いにもぼくはまたここに戻ってくることができる。

 

ポップカンマイ、と言って彼女と別れた。

また、彼女に会いにこよう。

 

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家計調査の後。 一番右がプーワンさん

 

 

 

家計調査の意味

 

そして今一度、家計調査の意味を考え直してみる。

 

 

ぼくたちは「家計調査」という名前からして、それを生産者から学生への一方的な情報の伝達だと思いがちだ。

しかし、それでは生産者側にはメリットはなく、ただただ時間を割かれるだけ。

 

 

しかし、今回は前払い制度という、生産者が知らない情報を提供することができた。

学生側も、調査をもとに生産者が持っていないような情報を提供する、それでこそWin-Winな関係だと言える

 

「フェアトレード」という言葉が表すのは、何も公平な金額を提供するということだけではない。

生産者と消費者が「対等な」立場にたつ、という意味での「フェア」もある。

フェアトレードを学ぶものとして、そのことを考慮してなかったのは、恥ずかしいことだった。

 

しかし、同時に希望もあった。

ドリプロの学生はこのスタツアで一人の生産者の運命を変えた。

セットコット村のプーワンさんはみんなとの家計調査があったおかげで、ATJの前払い制度を知った。

 

生産者の現状を変える力が学生団体ドリプロにはある。

 

 

 

まとめ

 

スタツアでのこの体験は、自分にとって大きいものでした。

というのも、末端の生産者とその上部の村長や組合の間に起こる「情報の非対称性」がいかにして起きるのか、というテーマに関心が湧いたからです。

 

それは故意に起こるのか、それともなんらかの不徹底によって起こるのか。

これからのぼくの調査の1つの観点にしたいです。

 

 

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

そして、ブログの途中からいきなり、「〜です」みたいな口調から「〜だ」みたいな口調になって、すいませんでした(笑)

 

それでは、また!

 

 

【募集人員1名!】ラオスでのホームステイは意外とありな件。

 

どもっす!

爪切りを日本に忘れて困ってるいーちぇです。

 

 

現在ぼくはラオスでホームステイをしています。

みなさん、「ラオスでの生活」と聞いて、どんなのを想像しますか?

 

  • 水道がない。
  • ネット環境が整っていない。
  • 日の出とともに目を覚まし、日の入りとともに床に就く。

そんな生活をお考えになっているでしょう?

 

その通りです!(笑)

 

 

でもラオスならではの文化や生活様式があって、毎日楽しいですよ。

 

ということで、ラオスでの生活はどんなものなのか、ホームステイの様子をお伝えします。

 

 

 

ホームステイという選択

 

ホームステイする前は、スタディツアーで日本から来た学生団体「ドリプロ」のみんなと、ゲストハウスに泊まっていました。

一泊1,000円ほど。食事なし。

毎日泊まることを考えるとちと高い。

 

しかも、ここにいると部屋に引きこもりがちだし、ここで会うのはラオス人以外だけなので、ラオス語の勉強に向いてない、、、

 

「日本の学生が帰っちゃったあと、どこに泊まろうかなー、、、」

と考えていたところ、スタディツアーの通訳をしてくれたMookがホームステイを提案してくれました。

おー、ありかもありかも。

 

ということで、Mookに詳細を聞いてみることに。

 

いーちぇ

ホームステイ先のオーナーってどんな人なの?

 

Mook

ニャイって名前で、いい人よー。 とってもいい人。

 

ちょっと女の子っぽいけど、とってもいい人。

 

いーちぇ

・・・ふ、ふーん?

 

 

 

ただ彼女いわく、とにかくホームステイするにはいいお家らしいので、行ってみることにしました。

 

 

 

ホームステイ先の家族

 

 

そのニャイ君というのがこちら。 

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うん、優しそう。

 

そして、実際に優しい。

 

朝コーヒーを入れてくれるし、

ぼくのためにご飯も作ってくれるし、

晩酌の相手もしてくれる。

 

ほんといい 奥さん オーナーです。

 

 

そして、彼の家族もお優しい。

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ニャイ君のお父さん、お母さん。

二人とも早口のラオス語でめっちゃ話しかけてくれる。

 

 

他にも、近所に親戚がたくさん住んでいます。 

例えば、

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すごい酸っぱい果実にすごい辛いペーストをつけて、ぼくの口に押し込んでくる女の子とかがいる。

たぶんニャイ君の姪。

 

 

とにかく親戚みんながこの家に集まってきて、すごい賑やか。

ただ、親戚が多すぎて、家族構成がよくわからない。

なんだか「サマーウォーズ」の主人公の健二になった気分。

 

 

 

ホームステイ先の環境

 

このお家、実はホームステイをしてるだけじゃないんです。

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レストランやら、カフェやら、観光ガイドやら、お酒の蒸留やらしてる。

 

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ここがカフェ兼レストラン。

 

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風通し満点、南国風のおしゃれな空間です。

ここで作業すると気持ちがいい。

 

しかも、建物の隣にはコーヒー畑が!

ニャイ君自身で育てたコーヒーを提供してます。

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なんという贅沢。

 

そして、カフェの奥にあるのが、ぼくの部屋。

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 というかホームステイ用の部屋が、ここしかない。

  

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募集人員、一名なの。

 

中はこんな感じ。

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汚く見えるかもしれないですが、ほんとはすごい綺麗です。

風通しも最高ですしね(重要)

 

 

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しかも、一人しかいないのに、枕が2つ用意されているという親切さ。

寝るときは(もちろん)一人なので、ラオスでは寂しい夜を過ごしています。

 

 

いや、日本でも一人だったわ。

 

 

 

料金・アクセス

 

もしも、ここに来る人がいた時のために、詳細を。

 

金額はぼくの場合、1ヶ月で1,000,000kipでした。

日本円にすると1万3千円くらいでしょうか。

しかも3食用意してくれて、コンセントも使えます。

 

場所はパクセーから16Bの道路を40km進んだところにあります。以上。

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 ↑目印の看板(パクソン方面から見た場合)

 

 

 

 まとめ

 

以上、 ホームステイ先のご紹介でした。

 

未だトイレや入浴に苦労したり、十分にコミュニケーションがとれなかったりと大変なこともありますが、ニャイ君たちのおかげで充実した日々を過ごしています。

 

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↑学生団体の後輩がくれたお菓子とりんごを楽しんでるの図

 

 

今後のホームステイ先での出来事や、ニャイ君との進展などに関しては、またこれから書いていきたいと思います。

あと、コーヒーに関する記事も書いてかないとね^^;

 

 

それではまた!

 

 

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てか、これりんごじゃなくて梨やんけ。

【仲間がいるよ】トビタテ!生にのしかかる責任はめっちゃ重い。

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どもっす!

すでに「ラオスで靴下なんかいらないな、、、」と思い始めてきたいーちぇです。

 

 

今回は責任の話。

 

ぴやこ

大学4年生後半という時間に余裕がある時に、彼氏がラオス行っちゃって、どう責任とってくれんの?

 

いーちぇ

、、、それはごめんて、、、

 

 

 

それは今度話すとして、、、

今からお話ししたいのは、トビタテ!生に降りかかる責任について。

 

 

 

  

 

トビタテ!生にのしかかる責任と言えば、、、

 

 

トビタテ!生に降りかかる責任で一番わかりやすいのは、国家的な責任でしょう。

 

ご存知の通り、トビタテ!留学JAPANは官民協働のキャンペーン。 

現在200を超える企業や団体などから、100億円の支援金を得ており、まさにオールジャパンで応援するというものです。

しかも奨学金は返済不要!

 

 

その代わりに、トビタテ!に合格した人には、将来日本の経済を担う人材になることが求められます。 

 

つまり、平たく言うと、

「留学のお金は払ってあげるから、代わりに日本の未来は頼んだぜ!」

 ということ。

 

重っ、、、!

 

 

ただ、誰かれ構わず奨学金が支払われることはなく、厳密な条件や審査がありますし、若者としてもそれに応じる心持ちで参加していますけどね。

(もちろんぼくもですよ、、、!)

 

 

ただ、今回の本題はここではありません。

これとはまた違う責任を感じたのは、事前研修でのことでした。

 

 

 

いろんな興味でいろんな国に留学する仲間たち

 

事前研修とは、トビタテ!に合格した人が、留学前に参加する一泊二日の研修です。

留学計画のブラッシュアップやグローバルリーダーに関する理解を深めることなどを目的としています。

とても有意義な内容でした。

 

 

でも、ぼくが一番「この研修に参加してよかった!」と思えたのは、同じトビタテ!に参加する仲間に出会えたことでした。

 

ほんとみんないい奴ら!(笑)

同じグループになったメンバーなんて、ぼくだけ留学先が東南アジアだったのに(みんな欧米だった)、ぼくを疎外することなんて一切ない。

それどころか、ぼくの留学にアドバイスをくれ応援してくれた。

 

みんなありがとう。

 

 

 そして大事なのは、彼らがいい奴らってだけでなく、このトビタテ!コミュニティの中には、ダイバーシティにあふれるメンバーが集まっているっていうこと。

 

ぼくのようにラオスに行く人だけではありません。

(というかラオスに行く人見なかったけど、、、)

それぞれ国が違い、専門分野も違う。

こんな多様性が見られるコミュニティって、そうないと思います。

 

 

それなのに、お互いの留学について語り合うと、接点が見つかるわけです。

 

例えば、

ぼく「ぼくラオスでコーヒーの勉強するんだ。

でも、生産者はコーヒーだけを栽培してると、もしものリスクに備えられないんだよね、、、」

 

A君「え!おれはアジアにおける貿易ビジネスを学ぼうと思ってるんだよ!

もしかしたら、おれが担当する商品の中に、ラオスで栽培できるような商品作物があるかもしれない!」

 

まさに、こんな感じ。(ちょっと簡素化がすぎるけど)

 

 

新たなコラボレーションが生まれる予感、、、! 

A君、きみはなんて頼もしいんだ。

期待してるよ!

 

 

 

自分の成長はコミュニティの成長 

 

でも、逆に言えば、自分も頼られる可能性があるということ。

そりゃ、ぼくだけが助けてもらうなんて、甘い蜜を吸うわけにはいきませんでしょ。

 

 

なのに、誰かが助けを求めてきたタイミングまでに、ぼくがラオスでぐーたらしており、個人として成長してなかったとしたらどうなるでしょうか。

 

A君「せっかくコラボレーションできると思ったのに、あいつのせいでできないじゃないか!プンスカ!」

となるわけです。

 

これはお互いにとって、非常に残念なこと。

 

 

だからこそ、ぼくは自分ためだけに留学するのではありません。

一緒に未来を語り合った仲間にとって頼りがいのある人材になりたい。

「ラオスと言ったらあいつだろ!」

「フェアトレードはいーちぇに相談しよう」

みたいな。

 

 

ちょうど例えると、ONE PIECEで言うところの、「3D 2Y」みたいな。

そん感覚。(わかるかな?笑)

 

 

この責任は、トビタテ!生の中でも感じる人もいれば、そんなに感じない人もいるでしょう。感じたとしても、先述の国家的な責任感に比べれば、屁でもないと思う人もいるかもしれません。

 

でも、ぼくは出国前のトビタテ!の事前研修で、これを大きく感じました。

 

 

トビタテ!生には「仲間がいるよ!!!!」

 

 

 

まとめ

  

「責任」とは、逆を言えば、それだけの期待があるということ。

だからこそ、プレッシャーもやる気に変えて頑張ることができる。

 

それを教えてくれた、事前授業で講師をしてくださった鈴木大樹さん、本当にありがとうございました。

 

 

そして、ぼくは今もラオス語やる気いっぱいなのでした。

 

 

ほーんなーむ ゆーさい!? (トイレどこ!?)

 

 

 

それではまた!

 

【日本のコーヒー好きのみなさんへ】ラオスで茶色に染まるいーちぇのブログ。

 

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どもっす!いーちぇです。

 

なんと今、ラオスにいます!

 

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じゃん!

 

今回から顔出しすることにしました。

いちいち顔を隠すのがめんど

己の全てをさらけ出すというぼくの覚悟がお分かりいただけたでしょうか。

 

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それに伴い、お詫びしないといけないことがあります。

つまり、今までのぼくの似顔絵には大きな誤りがあったわけです。

 

正確には、

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こうじゃなくて、

 

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こう。

そう、もっと茶色かった。

大変失礼いたしました。

 

 

 

ぼくがラオスにきたワケ

 

さて、今どういう状況かというと、

8月14日に日本を出国し、21日までの約一週間は、かつて所属していた学生団体ドリプロのスタディツアーに参加させてもらいました。

 

そして、一昨日22日からトビタテ!留学JAPANの研修がスタート。

と言っても、今はまだラオス語の習得に苦戦しているところですが、、、

研修期間は2018年1月5日までです。

 

 

この研修の目的は、

  • ラオス南部のパクソーン郡でコーヒー生産者に対する聞き取り調査を行い、彼らの生活の現状を把握する。
  • 現地の生産協同組合であるJCFCや日本の輸入業者であるATJのスタッフと活動する中で、生産者と消費者がともにハッピーになれるWin-Winな交易のあり方を模索する。

の2つ。

 

まさにコーヒーづくし。

タイトルの通り、茶色いコーヒーに染まるわけです。

(コーヒーは焙煎する前は茶色くないけどね(笑))

 

 

どうやら、この地においてコーヒーの生産、交易のあり方に変革の時が来ているようです。そのタイミングで研修に来れたのはものすごい幸運なこと。

 

その幸運を、自分のものとできるか。

それはぼく次第。

 

この地で何が起こるのか。

そして、ぼくが何を感じるのか。

このブログで綴っていければなと思います。

 

 

 

ぼくがブログを書くワケ

 

 

「ブログは読者ターゲットを絞れ!」と聞きますが、ぼくのブログのターゲットは絞りきれてない(笑)

 

 

というのも、このブログの目的はこんなにある↓

 

  • トビタテ!生と情報交換する。
  • トビタテ!に興味のある学生に留学の様子を紹介する。
  • ドリプロのメンバーに現地の様子を報告する。
  • 日本にいる家族を安心させる。
  • 日本にいる彼女にいいところを見せる。)
  • ラオスファンと「ラオスあるある」を共有する。
  • 今このブログを読んでくれてるそこのあなたにただただ楽しんでもらう。

 

そして何よりも、

  • 日本のコーヒー好きに、コーヒーを取り巻く環境について知ってもらい、自分が口にするコーヒーについて考えてもらう。そして、ラオスコーヒーを知ってもらう。

 

 

とまあ、おこがましいことを言っておりますが、自分ための備忘録ってのが一番大きいかもしれません(笑)

 

それでも、たくさんの人に楽しんでもらえると嬉しいです。

 

 

現地での活動は、一日かけて村で調査をしたら、次の日それをデータとしてまとめる、というサイクルを繰り返す予定です。

なので、2日おきぐらいにブログを更新していけたらなと思ってます。

 

 

 

 

それではまた!